「グルメインフルエンサーだけど、外食費って経費にできるの?」
「美容インフルエンサーでも、カフェ利用代は経費にできる?」
「どこまでが経費OK?あとで怒られない?」
インフルエンサーとして活動していると、
撮影や取材でかかった飲食代を経費にできるかは、とても重要な問題です。
この記事では、2025年最新の税務ルールを踏まえつつ、インフルエンサーが知っておくべき飲食代の経費判断基準と、具体例を徹底解説。
「これなら安心」「これは危ない」がすぐにわかります。
目次
1. インフルエンサーの「経費」とは何か?
まずは基本を押さえましょう。
✔ 経費とは?
→ 事業収入を得るために必要だった支出
つまり「この支出は、インフルエンサー活動に直接必要だったか?」で判断します。
✔ インフルエンサーに特有な経費項目
項目 | 説明 |
---|---|
撮影機材 | スマホ、カメラ、三脚など |
通信費 | スマホ代、Wi-Fi代 |
美容費用 | スキンケア、メイク用品(レビュー目的の場合) |
交通費 | 取材・撮影にかかった移動費 |
飲食代 | 取材・レビュー目的の場合のみ認められる |
📌 POINT: 飲食代=基本はプライベート支出。ただし、条件を満たせば経費化できる!
2. 飲食代を経費にできるケース・できないケース
✅ 経費にできる飲食代【OK例】
- グルメ投稿用に取材訪問した飲食店での食事
- カフェレビューのために利用したカフェ代
- フォロワー向け「おすすめランチまとめ」作成のためのランチ代
- PR案件で訪問した飲食店の飲食費(ただし報酬に含まれていない場合)
✔ 具体例
内容 | 経費判断 | ポイント |
---|---|---|
新作カフェレビューのための1,200円のカフェ利用 | OK | 投稿目的・業務遂行の一部 |
ランチ特集リール用の定食1,000円 | OK | 明確に仕事目的 |
PR案件で交通費自己負担→ついでに食事 | △要注意 | 案件外の食事は私用になりがち |
❌ 経費にできない飲食代【NG例】
- 友達とのプライベートランチ
- 家族との外食費用
- 単なる自分の食事(日常生活)
✔ 具体例
内容 | 経費判断 | 理由 |
---|---|---|
友達と行った普通のディナー | NG | プライベート目的 |
家族サービスで行ったレストラン | NG | 業務関係なし |
たまたま入ったお店を「ついでに投稿」 | NGになりやすい | 主目的が業務でないと厳しい |
📌 TIP: 「ついで」ではなく、「投稿・取材が主目的」なら経費になり得る!
3. 飲食代を経費にするための条件とは?
✔ 必須ポイント
- 仕事上必要だったことが明確である
- 記録・証拠が残っている(レシート・投稿など)
- 金額が常識的範囲内である
✔ 必ず残すべき証拠類
- 飲食代レシート(店名・日付・金額入り)
- 当該投稿のスクリーンショット
- PR案件なら、企業からのオファー履歴(メール・DM)
📌 POINT: レシート+投稿内容がセットであれば、税務署から指摘されても安心!
4. 実際の飲食代経費記録の仕方
✅ 記録の基本ルール
項目 | 記入例 |
---|---|
日付 | 2025/4/20 |
店名 | カフェABC渋谷店 |
金額 | 1,200円 |
用途 | 新作スイーツレビュー投稿用 |
支払い方法 | クレカ or 現金 |
備考 | Instagram投稿リンク控えあり |
✅ 簡単管理アイデア
- Googleスプレッドシートで管理
- 無料会計アプリ(例:マネーフォワードME)を活用
- 領収書をスマホ撮影+フォルダ管理
5. 飲食代を経費にするときの注意点3つ
注意①:プライベートとの線引き
- プライベート利用が明らかに混ざっている場合、経費化は危険。
- 完全私用は潔く経費にしない。
注意②:高額すぎる飲食は目立つ
- 1人でディナー2万円…など常識を超える金額は税務署に怪しまれます。
- 一般的な感覚の範囲内(ランチ〜カフェ利用など)に収める。
注意③:領収書の「宛名」は不要だが…
- カフェなどでは宛名記載不要だが、店名・金額・日付は必須。
- レシート保存必須!(クレカ明細だけだと弱い)
6. よくある質問Q&A
Q. PR案件でごちそうになった飲食は経費になる?
A. 報酬の一部とみなされる場合が多い。
その場合、現物支給収入として計上→経費にはできないケースも。契約内容要確認。
Q. 取材ついでに別の店にも寄った場合は?
A. 目的が投稿であれば経費計上できる。
ただし、「単なるプライベート寄り道」だと難しいので注意。
Q. Uber Eatsやデリバリー注文も経費になる?
A. 投稿目的ならOK。
例:「おうちカフェ投稿」「テイクアウト特集」など、明確な発信目的がある場合。
まとめ:「飲食=経費にできる」ではない!“目的”がすべて
✅ 飲食代経費まとめ
状況 | 経費判断 | メモ |
---|---|---|
グルメレビュー用取材 | OK | 記録必須 |
プライベートランチ | NG | 明確に私用 |
PR案件中の交通費+飲食 | △ | 要契約確認 |
自宅デリバリー投稿用 | OK | 記録・投稿控え |
「これは仕事に必要な飲食か?」「証拠は残してあるか?」
この2つを自問しながら、健全な経費管理を心がけましょう。
インフルエンサーも、“数字を管理できるクリエイター”が強い時代です。